【8/23動画追加】ブイラボミュージカル「ドレミファ空からドレミファ空まで」顔合わせ

 ブイラボミュージカル3作目となるキッズ&ジュニアミュージカル「ドレミファ空からドレミファ空まで」の顔合わせが行われました。

「ドレミファ空からドレミファ空まで」子役キャスト達の稽古奮戦記PART2
ブイラボミュージカル「ドレミファ空からドレミファ空まで」公式サイト

 (株)Vラボ-ミュージカルは、「演劇を通じて日常生活を豊かに」を理念に、2015年から数多くのオリジナルミュージカルの製作活動を続けながら、初心者・経験者を問わず、キッズからシニアまで幅広くレッスンやワークショップなども行い、人材育成にも積極的に取り組んでいるカンパニーです。

 5月下旬にお伺いしたこの日は、11時から顔合わせがスタート。ウォーミングアップを行った後に、自己紹介と、7文字以内で特技を発表。ミュージカルに関係したもの以外を挙げる子供達も多く、多芸な一面も知る事が出来ました。

 その後は九九の式と答えが書かれた紙を持ち、正しい答えになるペアを探すゲームや、四コマ漫画の一コマを持った子供達が4人集まり、ストーリーを披露するゲームなどを行いました。子供達は5月10日から既にプレ稽古を行っているのですが、全体として集まるのはこの日が初めて。少しずつ親睦を深めて行きました。

 また、滝井さんからのメッセージを伝える時間があり、配られたレジュメの空欄をみんなで考え、埋めていきながら、「『辛い』という文字に『ちょっと(一)』を足せば『幸せ』になる。だから辛い事は一人で抱えずに、仲間の力も借りながら、お互い『ちょっと(一)』を足していこう。」という最後の一言が印象的でした。

 昼休憩を挟み、午後は運動会的な「ドレ空ジョイフルカーニバル」を開催。ボールや紙コップ、ペットボトルやストローをいった身近にあるものを利用して、分かりやすい競技で大盛り上がり!真剣に協議に挑む子供達に時折コミカルな突っ込みを入れる滝井さんのMCも面白く、最後の方では親御さんも加わり、一体感に満ちた時間となりました。そして最後には各賞の発表。選ばれた子供達はお菓子のプレゼントを貰いご満悦でした。

「きみの心にカップイン」は大きい紙コップに小さい紙コップを入れるゲーム。終了間際にはハチャメチャに飛んでくる紙コップでてんやわんやになっていた坂本優花さん。その後ろでは回転を付けて「スポッ」と器用に入れる日髙彩芽さん(写真左)。
「カップdeカーリング」は文字通りカーリングの紙コップ版。松野楓花さん(写真左)の投げた一投は転がり落ちるかどうかのスレスレで、ハラハラドキドキ。
「ノーズダンクシュート」は鼻の下に挟んだストローをペットボトルに入れるゲーム。柳谷燈ちゃん(写真中央)は上手く挟めず、思わず手が出てきたりで、滝井さんの突っ込みも加わりみんな大爆笑。上手くいかなくても「がんばれ~」といった掛け声もあったりで温かい空気でした♪

 ここまでの模様は、下記URLの顔合わせ密着動画で公開しているので、ぜひご覧下さい。そしてこの後から本稽古がスタート。8月21日の初日に向けて3ヶ月弱の稽古が行われます。

「ドレミファ空からドレミファ空まで」子役キャスト達の稽古奮戦記PART1

 「ブイラボキッズ&ジュニアミュージカル」と銘打った、子供達が中心となるミュージカル公演も今年で3年目。キャスト募集段階で発表されていた様に、【最後の新作】となる「ドレミファ空からドレミファ空まで」。渾身込めて書き上げた脚本には、キッズ&ジュニアミュージカルの集大成とも言える熱量が注ぎ込まれているはず。そんな作品について、滝井サトルさんにお伺いしてきました。

まず作品の上演が発表された際に、「ヘンテコタイトル3部作」とSNSでもおっしゃっていましたが、毎回タイトルにこだわっていらっしゃいますね。

2年前の「鏡よ鏡よ鏡さん」から始まり、去年は「フレーフレーフレンドシップ」という事で、まず面白いタイトルを先行で付けようと思っていました。

 ミュージカル「アニー」(の音楽監督)を始め、ミュージカル界で大活躍をされている小澤時史さんが楽曲を書いて下さるという事で、音楽に絡めたタイトルを何か付けられないかと思った時に、最初は「ドレミファ空から」だけだったんですよ。でもそれだとちょっと短いし、「どうしようか・・・」と考え、「from A to B」」という事で、「ドレミファ空からドレミファ空まで」というタイトルになりました。

それでは、今作のストーリーについて教えて下さい。

タイトルありきで物語を考え始めたんですけれども、主人公のソラという人物が、一人前の魔法使いを目指していくお話です。大枠だけで言うとファンタジーで、キッズミュージカルっぽく思われるでしょうけど、そこにブイラボらしさ・・・僕らしさをちょっと滲ませています。

 一人前の魔法使いを目指している目指しているソラは鳴かず飛ばずな訳ですよ。(これまで魔法使い試験に)6回連続で落ちていまして、(物語冒頭で)最終試験にまた落ちてしまい、とうとう7回連続になってしまうんです。劇中歌で、「一人前になれない」「アンラッキーセブンのソラ」という歌詞もありますけれども、そんなアンラッキーな人物が、お母さんから「この4人の人間を笑わせる事が出来たら、あなたは一人前になれる気がするよ。」というお達しを受けまして、それをソラは鵜呑みにして、その4人が通っている学校に乗り込んでいくという展開になっていきます。

 どんな4人かと申しますと、1人目はバスケ部のエース「アオイ」。エースなだけに、本当はもっと練習すれば上手になるのに、怠けてしまってケガをしてしまう子です。

 2人目は恋する乙女「ここね」です。サッカー部に所属している彼氏の名前が、「小谷翔平」。大谷翔平さんへのリスペクトなんですけれども、非常にふざけた名前ですいません(笑)。その彼とちょっと上手く行っていないお年頃の女の子です。

 3人目は、もう死後になっているかもしれませんが、受験戦争で勉強ばかり・・・「学校→塾→寝る」の繰り返しの日々を過ごす「ゆーき」。こんなに頑張っているのに、学校の校内ランキングで圏外なり、落ちこんでしまっている子です。

 4人目は、小さい頃の出来事にトラウマを持っている「奏音」という女の子。歌いたいんだけれども、ある事がきっかけで歌えなくなってしまいます。歌えないのに歌いたいから合唱部に入っているんですね。合唱部と言いながら、部員は彼女一人なので「それカラオケやろ?」みたいな(笑)。

 この様な4人を、ソラが笑わせる為に(人間界へ)旅に出るというお話です。

ここで「合唱部」という、冒頭のタイトルに関する話でおっしゃった音楽に関するワードが出てきましたね。

3人は何かの計らいで、助っ人として合唱部に入っちゃうんですよ。アオイは「ケガしたんだったら合唱部に入ったら?」。ここねは「失恋しているんだったら、失恋ソングとか歌えるんじゃない?」。ゆーきは「勉強ばかりしていたら息が詰まるから合唱部に入ったら?」。といった流れになり、ソラも含めて5人で合唱コンクールに向かっていきます。音楽っぽいタイトルはこういった展開があるからなんです。でもチラシの表面にはバスケットゴールの絵も描いていますから、もう情報が錯綜しています(笑)。

という事は、その3人に関するそれぞれのエピソードも描かれている感じなのでしょうか?

はい!【アオイは再びバスケットのコートに立てるのか?】【ここねの恋の結末はどうなるのか?】
【ゆーきはランキング内に復活出来るのか?】【奏音は、とある理由で歌えないんですれども、再び歌える様になるのかどうか?】。

 4人が結果的に笑顔になる事によって、ソラが一人前の魔法使いなれるのかどうか?乞うご期待といった感じですね。

3作目にして初めてダブルキャストとなり、主役のソラ役は男の子と女の子と分かれました。

今回ソラを演じるのは、「チームベガ」が中学1年生の並木小春さん。「チームアルタイル」が小学6年生の福本翔貴くん。

 オーディションを受けに来るのは、女の子の方が多いと事前から想定していましたので、女の子として台本を書いていたんですけれども、僕の中で思う「スター性」とか、「この方だったらソラを任せられる」といった直感とか、去年の秋から始まった「ブイラボキッズ&ジュニアアカデミー」でのレッスンで見た「歌・ダンス・演技」の実力を総合して考えた時に、「翔貴きんがソラでも面白いんじゃないかな?」と(オーディション中に)頭の中に浮かびました。

 (審査が終わり)このスタジオで、キャスティングをクリエイター陣で話し合ったのですが、ソラを二人とも女の子にするのか?男の子と女の子と分けるのか?という点が議論になった末に、「チームごとのカラーが良い風に出るんじゃないか?」という事で、男の子と女の子になりました。

 実力だけでなく人間性も含めてチームを引っ張って頂けるんじゃないかな?という点が一番大きかったですね。

それでは最後に公演に向けての意気込みをお願いします。

めちゃくちゃ面白い作品になると思っております。世界一のキッズ&ジュニアミュージカルを作ろうと顔合わせで豪語致しましたので、「ドレミファ空からドレミファ空まで」を客席でお楽しみ頂けたらと思います。ぜひ皆さん来て下さーい。ウェルカム!!


 インタビュー中に、昨年の「フレーフレーフレンドシップ」より人間関係が分かりやすくなっているという言葉が印象的で、少しお話しただけで物語の流れを汲み取る事が出来ました。今後当サイトで公開予定の稽古密着動画でも、ストーリー紹介を行う予定ですので、そちらもぜひご期待下さい。

キャスト

チームVega(ベガ)

ソラ 並木心春
アオイ 鈴木明日香
ここね 栗林茉莉花
ゆーき 安藤りょうしろう
奏音 保科日菜佳
なお 園山蒼
ミドリ 松﨑燕
千香 坂本優花
ともみ 森野美陽
ヒロ 野村莉衣奈
瀬奈 田﨑莉央
家康 大川泰駕
よしの 込山璃海
リコ 渡部ひより
モモノ 林美結
拓人 相澤蓮斗
幼少奏音 松本咲月
ミズキ みのり
ほのか 石塚珠莉
生徒会長 町元友音
副会長 夢川凜乃音
司会者 増田彩夏
レジェンド 並木咲由里
レガシー エイミ

チームAltair

ソラ 福本翔貴
アオイ 木村奈月
ここね 村松愛美
ゆーき 定田桜歩
奏音 吉見香乃
なお 大野凜乃羽
ミドリ 植木いち華
千香 日髙彩芽
ともみ 髙橋亜希
ヒロ 咲里
瀬奈 大原くれあ
家康 大島孝介
よしの 松野楓花
リコ 栗原和花
モモノ 佐藤望衣
拓人 相澤蓮斗
幼少奏音 中村環希
ミズキ 左今菜梛
ほのか 川満琴音
生徒会長 高田陽太
副会長 粕谷咲菜
司会者 高田大智
レジェンド 柳谷燈
レガシー 松野美桜里

星野真紀 藤川梓(8/21-23)・関根佐和子(8/24)
広井先生 熊本弥文
権藤先生 郡司聡美
校長先生 池田祐弥
月島先生 津軽夏帆
審査委員長 森可南人
審判 矢倉光

ストーリー

今夏の舞台は、とある学校の合唱部♪

空を失った少年少女のひと夏の成長物語!

「どうして7回も連続で⁉︎」

一人前の魔法使いを目指すソラは、かれこれもう7回連続で不合格の憂き目に遭っている。見兼ねた母がソラに秘策を授ける。母に渡された紙には4人の人間の名前が載っていた。

女子バスケ部のエース、アオイ。
サッカー部の小谷翔平に恋する、ここね。
受験を控え、日々猛勉強の、ゆーき。
たった1人の合唱部員、奏音(かのん)。

ソラの母は続ける。「4人を幸せにすることが出来たら、あなたは一人前の魔法使いよ」
こうしてソラは4人のいる学校に潜り込んでいくのだ。

合唱コンクールの結果は?

奏音はなぜ歌えないのか?
女子バスケ部「ブルースカイ」は優勝できるのか?
ここねの恋の行方は?
ゆーきは志望校に合格できるのか?

そして…果たしてソラは一人前の魔法使いになれるのか?

スタッフ

脚本・演出 滝井サトル
作曲 小澤時史
振付 榎本愛子
歌唱指導 藤川梓

舞台監督:井草佑一(COMBO×COMBO)
音響:高橋秀雄(Entr’acte Inc.)
照明:志佐知香(FictiF)
美術:宮坂貴司
イラスト:WAKKUN
チラシデザイン:藤井恭栄(デザインオフィスSincere)
ヘアメイク協力:田中千香
衣装協力:emiko
映像編集:永瀬倫哉
演出部:池田祐弥・関根佐和子・髙本臨太郎・津軽夏帆・宮城実子・森可南人・矢倉光
制作助手:菅原愛(a-fiction) ・神南ひいろ・長村友里江
振付助手:郡司聡美
演出助手:熊本弥文
協力(順不同):音響芸術専門学校・株式会社 OFFICE MINAMIKAZE・しありんく・Croire Office・ジョイキッズミュージカルスクール柏校・ho’ola’ela’e・POP☆STUDIO88・Pua Nanala Alohi・Angel Pro・ユニークユニオンミュージカルキッズ・Dance Studio M☆M CLUB

情報は記事作成時のものです。作品に関しては5月下旬段階の内容になります。

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