2023年2月、ミュージカル「地球-ぼくと、そして一人ひとりにできること」の稽古場のお邪魔しました。この日は14時からの通し稽古に向けて子供達が準備を進めていました。
株式会社 mid A主催の同作品は2021年11月に初演。一人の少年(僕)が地球を構成する自然の妖精達と出会い、自然の大切さ・地球の為に何が出来るのかを学んでいくお話。
前半は自然の壮大さを、バレエを中心にした踊りで表現しているのが見どころです。後半に妖精達が一人ずつミュージカルナンバーと共に、少年にメッセージを伝えていきます。そして、未来に希望を見出す展開へと繋がります。
主役の「僕」はもちろん、自然の妖精達が mid A楽団の生演奏と共に歌うソロナンバーは圧巻で、今回も歌唱力のあるキャストが揃っている為、さらに期待が膨らみます。
通し稽古が終わってからのダメ出しで齋藤さんの第一声は「緊張したひと?」との問い掛けの言葉。「全体的に台詞がいつもより早口だった。歌う時のリズムが悪かった。緊張すると早くなってしまうので、周りの動きなども見れる様な状況を作ってほしい。特にこの公演は生演奏の為、リズムを一定に保ち、(楽団と)合わせられる様に常に意識してほしい。」と全体の総括を語りました。
その後、シーンごとの指摘に入りましたが、例えば動きを付ける際に90度でカクっと曲がってしまったり、座る際に前を向いたまま後ろに下がり座るといった、違和感のある動きになっていた点を指摘していました。
演技面では、例えば二見真由子さんの星役は男性という設定ですが、齋藤さんには力が入り過ぎている様に見えたそうです。本人曰く「声を低くしようとして、力が入っている様に見えたかもしれない。」との返答。その点を指摘した上で、「王子様的な設定なんだけど、女性的に見えてしまうところがある。女の子が男の子役をやる時はみんなそうなんだけれども、バレエなどで軟らかく綺麗な動きを(普段から)している子は、自然と手や足元の動きが美しくなってしまいます。男の子っぽくなくなってしまうので、それを理解した上で演じて下さい。」と、男性を演じる難しさをアドバイスしていました。
また、蝶々役の千桜さん・兎役の松本美穏さんのシーンでは、通し稽古前の練習より明らかに良くなったと感じた様で、「二人で何か相談した?」と問いかけ、「そんな感じに見えました。」と二人が自分達で考えた事を評価する一幕も。子供達の自主性を重んじる齋藤さんならではと感じました。
通し稽古自体はしっかりと形になっているだけに、これからは細かい修正を行っていく時間に入っていく事になりそうです。
- Q株式会社mid Aとは?
- A
株式会社mid Aの運営は3部門に分かれていて下記の通り。
・ジュニアミュージカル劇団「Angel Landmark」
・バレエ・ダンス・ミュージカルスクール「Angel Familiar」
・芸能プロダクション 「Angel Pro」スクールが母体となりスタートした経緯がある事からも分かる通り、以前から子役の育成には定評があり、劇団・芸能プロダクションが併設された現在では活動の幅を一層広めています。
神奈川県川崎市の株式会社mid A【エンジェルファミリア】 – 株式会社mid Aは、神奈川県川崎市でスクール事業を中心にジュニアミュージカルをはじめとした劇団や、ジュニア向けのタレント事務所など多数の事業をしております。大人向けの美容バレエ、ピラティス、コーラスなどの教室もしておりますので、お気軽にお問い合わせください。株式会社mid Aは、神奈川県川崎市でスクール事業を中心にジュニアミュージカルをはじめとした劇団や、ジュニア向けのタレント事務所など多数の事業をしております。大人向けの美容バレエ、ピラティス、コーラスなどの教室もしておりますので、お気軽にお...
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